
小湊鐡道
2025年3月27日(木)
経理・総務局 M
先日、ぼーっとスマホを眺めていると、とある記事が目に入ってきました。
「小湊鐡道 開業100周年」
2025年3月7日(金)に営業開始から100年を迎えたそうです。
小湊鐡道はJR内房線五井駅からいすみ鉄道に接続する上総中野駅まで39.1㎞のローカル線。全部で18駅ありその内10駅は無人駅で、中には大正時代に建てられた駅舎も存在し、ドラマや映画のロケ地としても多く使われているそうです。
列車は1両から4両編成のディーゼル気動車で運行されています。10年ほど前に小湊鐡道で初めてディーゼル気動車に乗ったのですが「エンジン音がデカい」「縦に横に揺れが激しい」といった印象が強烈に残っています。
3月中旬。ちょうど菜の花もキレイに咲いているだろうと思い、日帰りで小湊鐡道に乗りに行くことに。色々な見どころがあるのですが、今回は小湊鐡道沿線の菜の花撮影スポットと神社等のパワースポットを巡ってみました。
3月某日早朝の五井駅に到着。
目的地は養老渓谷駅「石神の菜の花畑」「出世観音」、高瀧駅「高瀧神社」、光風台駅「鶴峰八幡宮」に設定。
一日フリーパスを購入してしばらく待っていると折り返しの汽車がやってきました。
10年ぶりですが、やっぱり雰囲気があってテンションが上がります。
勢いよく(初見だとびっくりすると思います)ドアが開き早速中に入ると100周年感謝の装飾が。味があって更にテンションが上がります。
デカめのエンジン音を奏で縦に横に激しく動く車体に身を委ね、朝食が入った胃袋を揺らして小一時間、テンションMAXの頃に終点のひとつ手前養老渓谷駅に到着。
まずは徒歩で「石神菜の花畑」へ。
ここは一面に咲く菜の花と小湊鐡道のレトロな車体を一緒に撮れる人気スポット。15分ほど歩いて現地に到着。
一輪も咲いていませんでした。。。
後に調べたところ、どうやらキョンなど害獣の被害で壊滅してしまったらしいです。
それでも三脚を立てて撮影をしている方が十数人はいたと思います。残念です。
次に向かったのは「出世観音」。「石神菜の花畑」から駅方向に戻り、駅を通り過ぎて県道を更に20分ほど歩くと真っ赤な眼鏡橋が見えてきました。
橋を渡って、その後かなりハードな階段を上りトンネルを抜けるとお寺があります。
出世観音養老山立國時。源頼朝が戦に敗れ、九死に一生を得てこの場に逃れて立て籠もり、その後ここから関東に攻め入り公家社会から武家社会の初めての頭領と成ったといった事が由来のようです。
出世観音を後にして養老渓谷駅へ。途中「養老渓谷温泉郷」があり黒湯の日帰り温泉も楽しめます。
駅に到着。駅前では手作りの団子や鮎の塩焼きを販売していました。
復路はトロッコ列車(要予約)で。
トロッコ列車は大きな窓と天井がガラス張りの車両2両と、左右が大きく開いた開放的な展望車2両の4両編成。
あえて展望車を選ばず予約したら家族で1両貸し切りでした。混雑とは無縁の千葉観光の良い所がでました。
次の目的地がある高瀧駅でトロッコ列車を下車。徒歩5分ほどで高瀧湖というダム湖のほとりに鎮座する「高瀧神社」に到着。
高瀧神社は子授け・縁結びの神様として信仰されている神社です。長い石段を上ると森に囲まれた綺麗な朱色の社殿が佇み、とてもご利益がありそうな雰囲気です。
高瀧神社と高瀧駅の間に踏切があり、時間が合えばすぐ近くで汽車の撮影ができます。
最後の目的地「鶴嶺八幡宮」に行くため、最寄り駅の光風台駅へ普通列車で向かいます。
光風台駅に到着。目的地を目指します。
鶴嶺八幡宮は鶴岡八幡宮(鎌倉)、鶴谷八幡宮(館山)と共に『関東三鶴』と親しまれている神社で、鎌倉時代から祀られているとか。
道、合ってる…?
不安になりながらも15分ほど地図を見ながら歩いていると、無事到着。
静かで神秘的な雰囲気で、とてもパワーを頂けそうでした。
レトロな汽車に乗って、歩き回って、自然のパワーを浴びる事ができ、かなりデトックスな1日でした。
ところで、当社は「レフカダ」「ミコノス」というライブ・イベントスペースを運営しています。
何れもギリシャの美しい島「レフカダ島」「ミコノス島」が名前の由来です。
今度はそっち方面に旅に出て記事を書ければ良いなと思っています。