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コロナ禍の3年間から学んだこと

2023年2月2日(木)
代表取締役社長 柴田明広

まずは、新型コロナウィルスに感染し体調を崩された方々にお見舞いを申し上げますとともに、非常に残念なことに亡くなられてしまわれた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

さて、先日政府は新型コロナウイルスの感染症法上での位置付けを「2類相当」から「5類」への移行を、今年の春頃から行うよう検討に入ったと発表しました(1月27日現在)。「5類」へ移行となると、季節性インフルエンザ等と同じ区分けに入りますので、これまでのような厳しい就業制限や行動制限、そして入院勧告等が無くなることになります。つまりはこれまでのような通常の生活に戻ることが出来るわけです。

思い返しますと、2020年の1月に日本で初めて新型コロナウィルスが見つかって以来、まさにコロナ禍の3年間は、これまで経験したことのない厳しい現状への対応に追われる日々でした。会社では、密にならないようにデスクの位置が変更され、そしてリモートワークが推奨される。会議においては全てオンラインミーティングとなり、他社の方々との対面でのビジネスワークも制限されました。そして何よりも感染対策の徹底や、感染者が出た際の諸々のやり取り、総務担当者をはじめとして社員スタッフの皆さんの、不安ながらも奮闘されてきたことにあらためて感謝いたします。考えてみますと、このコロナ禍の中で、私は我が社の代表に就任いたしました。本来ならば、もっと様々なことに注視し社業発展に寄与しなければいけなかったこと、反省点が多々あるのも事実です。

では、この春から全てが元通りに戻るのでしょうか?結論から言いまして、決して元には戻らないでしょう。勿論行動制限が解除されることにより、これまでなかなかアクティブな行動が取れなかったことが、出来るようになることは有難いことです。しかし、コロナ禍を経験して、これまでやったことがなかったことや新たな思考回路が備わった、とも言えるようにも思います。世界は良いことも悪いことも変化していくものです。人はその変化に順次対応していくことが求められるのでしょう。コロナ禍は望まれない変化だったのでしょうが、その変化にどう対応して行けたかが大切なことなのでしょう。そしてその変化への対応が、次の新しい道標にもなるのです。

極端な言い方をすれば、「元に戻る」ということは「現状維持」というふうにも、私には思えます。それは、以前と同じような日常を送ろうと思っても、世の中がそれを許さない。「現状維持」を求めることは退化していくことになる、とさえ思えてしまうのです。変化していくことを面白がる思考が、我々には必要なのではないでしょうか。

これから会社での働き方も順次精査していくことになると思います。当然ながらこの3年間のメリット、デメリットを見極めることになるでしょう。ただし、そこは「変わること」によるポジティブ・シンキングを前提に進めたいと思っています。私がコロナ禍の3年間で学んだことは、新しい思考回路なのです。

さあ皆さん、新しく変わることを面白がりましょう。