情報収集と未来
2023年12月14日(木)
T.K.
この秋の週末は、各種の展示会や催しに、足を運ぶのに忙しかった。 AI NET ADO GAME SEQ BROADCASTと自分の業界を中心に、関連する分野を可能な限り回り、シンポジウムやセミナーなどにも参加した。自分の業界の展示会では、開発者から良い話が聞けたり、忘れかけていた古い仕事仲間との再会もあった。
コロナ期間中は、WEB開催の展示会でPCに向かい、ジックリと好きな時間に、新製品や新技術の動画などが見れて、これも良いものだ! コロナが終わっても、出かけるのは面倒だ! と感じていたのだが・・・
意外にも、外出を始めると「やっぱりいいなあ」と次々に、会場に行きたくなってしまって、会場にいて、ウキウキしている自分に気がついた。
関連業界の展示会を中心に考えると、WEBサイトのエントランス画面での紹介や、タイトルやメーカー、商品名を見てクリックでページに入るのと、生で会場を、歩きながら、目に止まったブースに入るのとでは、大きく、見る選択がちがう・・・
コンパニオンに誘われたり、レイアウトや照明に引かれたり、盛り上がりをみて入ってみたり、公演のタイミングが丁度合った事で立ち寄ったり、見る予定でないもの 興味が薄い製品も見てしまい、説明を聞いてしまう。見る幅が広がり、印象も残りやすい。
「これこそが展示会なんだなあ」と感じたわけ。 たまたまの都合で見た中に、目的のヒントがあったり、昔の偏見や固定概念を越えた情報に出会う! 脳か足か、目や耳がそういうのを自然に察知して、いるのか? ちなみにバブル時代の、華やかな祭りのような展示会も懐かしく、脳裏を巡った! 「あれは なんだったんだろう」と思うが・・・。
それでも、広い視野で物事が見れるという事が、まずは一番の利点だろう。
次に、自分の業界直接の展示会では、昔の仕事の仲間に、必ず会う。皆、それなりに偉くなって、何よりお互い老けているのに「変らないねー」とか言い会ったりして(笑)
今は各社へ散った彼らから、裏事情や、機密事項に近い情報まで収集ができた。
「真の情報は人脈にあり」なんて、カッコ良いが、ただ過ぎただけの35年間の、各時代の自分の足跡から、最新の情報が得られるのだから、不思議な事だ。
日常、私たちの、情報源といえば、GoogleにYouTube、そしてamazonなど、ワードを一度打ち込んだら、AIが情報を集めて、しつこく情報を提供してくれる。便利で助かる反面、広告主の戦略にはまったり、一般的な情報は、それでも、まあ生活を豊かにする範囲で大いに使えるが、仕事の将来とか、趣味で負けたくない分野などの情報源としては、いささか、乏しい気がする。
コロナの時期を通して、WEBに全ての情報があるように錯覚していたけれども、良い情報を集めるには、広い視野で自分の経験や五感を働かせることが大切で、信頼できる人脈からの情報には、成功の道しるべが あるような気がする。