美味しいお酒を飲むために
2024年6月26日(木)
制作局 H.T
このブログでは、今まで自分が読んできた本を紹介してきたのですが、考えてみるとちょっと恥ずかしい気持ちになります。そんなわけで本の紹介は今回で最後とします。(多分)
それでは小説やノンフィクションでは味わえない、ちょっと変わった面白いと感じた本を紹介します。
「DIE WITH ZERO」ビル・パーキンス(ダイヤモンド社)
「ゼロで死ね!」というキャッチコピーが斬新すぎる。
お金の貯め方ではなく、使い切り方に焦点を当てた1冊。要は死ぬまでにお金を使い切って死のう、という内容です。テレビで紹介されていたこともあり、気になって手に取ってみたのですが非常に面白かったです。(実践できるかは未定)
「おとな六法」岡野武志.・アトム法律事務所(クロスメディア・パブリッシング)
「ゾンビを殺すのは犯罪になりますか?」というコピーはうまいなと思った1冊。
法律のおもしろ雑学なのですが、本にある指定のQRコードから該当した動画に飛べる仕組みなどは出版社(著者)の工夫が感じられます。
岡野さんは高卒フリーター生活10年を経て司法試験に合格したというだけあって、目の付け所はさすが!と思わせます。
「世界屠畜紀行」内澤旬子(解放出版社)
ちょっと古い本ですが、屠畜に従事する人々を扱ったルポ。日本・アメリカ・インド・韓国など世界各国の屠畜現場をイラスト付きで紹介。そういえば、私の生家(墨田区)でも昭和12年まで屠畜場があったようで、不思議な感じです。
「高いワイン」渡辺順子(ダイヤモンド社)
知っておくと一目置かれる教養としての一流ワインを写真入りで紹介する1冊。
ワインを飲まない人には全く興味が持てないでしょう(笑)
1本100万円以上するワインなんて一生飲むことはないんだろうな、と思いながら
コノスル片手にページを捲るのも楽しいものです。
※コノスル…チリ産。1000円で購入できるお財布に優しいワイン
本が売れない時代と言いますが、それでも毎日のように新刊が発売されています。
どうしたら売れるのか?どうしたらもっと面白くできるのか?読者に手に取ってもらうために、著者や出版社が脳みそをフル回転させて形になった本たちはとても神々しく思えます。それでも埋もれていく本は少なくありません。努力が結果を共わないことがあるのはどの仕事でも同じです。
それでも新しいことに挑戦し続けるクリエイティブなお仕事はやり甲斐があるのではないでしょうか。もちろんそれらに携わる裏方と言われる人たちの力があってこそ。これからもいろんなことをインプットしつつ良質なアウトプットに変換するそういう努力を忘れないようにしたいです。
END