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のどかな町がパニックになるまで④

2024年5月16日(木)
レフカダ 馬場

前回までのあらすじ
~家の隣に引っ越してきた人が、世間を騒がせている連続殺人事件の容疑者夫婦とニュースで知る。そして、警察から自宅の庭を掘らせてほしいとお願いされて、、、~

「●●●連続殺人事件」は私の隣の家に越してきた夫婦に関わった4名が行方不明となり、遺体無き殺人としてワイドショーをにぎわせていた関東のS県で起こった事件です。
私の住んでいた田舎町は東海地方の小さな漁村で、S県からは電車を乗り継いで3時間半ほど、逃亡するならもっと遠くに行けばいいのに、近所づきあいが密なこんな小さな町を潜伏先とするのは無理がありすぎます。

警察とのやりとりを終え、電話をかけてきた母は
「隣の人達は逮捕されるだいぶ前から見てないのよ。多分もう隣には住んでなかったんだろうね。犬(チャウチャウ犬3頭)もいなくなったしねぇ。ゆっくり寝られるようになってホッとしてる。まだ犬小屋はあるけどね。
警察の人が言ってたけど、隣の家にはあんたが言う通り夫婦だけじゃなくて、若い外国人女性や中年の女の人とか何人かいたんだって。その人達を探してて、家の庭を掘りたいんだって!」

ん?ということは、警察は
容疑者夫婦と同居していた人達が殺されている可能性があり
我が家の庭に埋められている可能性があると考えている

警察に協力したら
庭を掘り起こして遺体が出てこなくてホッとする可能性と
庭を掘り起こして遺体が出てくる可能性があって
もし出てきた時にココに住み続けるメンタルは我々にあるのだろうか、、、、。

そう。最初に恐怖でパニックになったのはうちの家族でした。

このニュースは一瞬で町中に知れ渡った!!かというと実は町の人々はこの容疑者夫婦の顔をハッキリと覚えている人が少なく、パニックになった私たち家族の発信した情報によりパニックになりました。

町の人々は、再度、我が家の周りを散歩コースに加え、お裾分けを持って訪れる人が増えました。
もちろん、母から隣の容疑者夫婦の話を聞くためです。
ニュースで見る限りこの容疑者は面倒くさい関わりの人を「消す」という印象。
潜伏中の容疑者にとって「犬がうるさいから何とかならないか」と度々家に訪れる母は、消したいランキング上位だったに違いありません。
最初は思い返しては怖がっていた母ですが、近所の人達から「強運!」「強運!」と言われ、徐々に怖がらなくなっていきました。なんなら、少し強くなった気がします。

我が家の庭はというと
掘り起こして遺体が出てくる可能性とその先を考えた父の反対により、
結果的に掘り起こされることはなく(田舎なので隣の庭に埋めるリスクをとらずとも、いくらでも場所があると警察は考えたのでしょう)
今も「強運」の母が暮らしています。

事件の被害者の方やご遺族の事も考え、事件名や個人を特定する記述は差し控えさせていただきました。


容疑者が愛犬の犬舎を立てていた場所の現在 ~写真中央の紫陽花の下には犬舎の鉄柵が現在もあります~

最後に
「強運」の母よりも「強運」な方がいることをお知らせしておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=aeGANualCiY

バックナンバー
のどかな町がパニックになるまで
のどかな町がパニックになるまで②
のどかな町がパニックになるまで③