祝!開局25周年
2023年9月28日(木)
代表取締役社長 柴田明広
実はこの10月10日、我が社が運営しているスカパー!のチャンネル(946ch)は開局25周年を迎えることとなりました。まずは視聴者の皆様、そして運営に関わってこられた担当者スタッフの皆様に厚く御礼を申し上げます。
25年です!四半世紀です!思えば遠くへ来たもんだ…的な感もありますが、アッという間、という感じもします。
1998年10月10日午前7時、当時目黒にあった旧社屋からの生放送でスタートしました。とにかく開局だ!めでたい!ということで、シャンパンを開けて大はしゃぎで始めたことを覚えています。このチャンネルのコンテンツ(番組)は、全て自社制作、自社編成で運営していましたので、日々試行錯誤の連続で作業にあたっていました。それでも全てが初めてのこと、新しいことというワクワクドキドキ感に満ちあふれ、私個人としても、充実の日々をおくっていたと思います。
ところが、そんな思いとは裏腹に、視聴者数(番組ヒット数)や月額会員数は全く伸びる気配がありませんでした。スカパー!のこのチャンネルは有料放送です。なので、視聴料を払ってくれる人がいなければ存続できないのです。開局して数ヶ月は、そんなどん底の状況の中、もしかしたら閉局せざるを得ないのでは…という危機感さえ感じられたのです。
ところが、ある一つの番組の放送がそんな危機を救ったのです(あえてその番組名は伏せておきます)。番組の視聴者数と月額会員数は月ごとに集計されて出されるのですが、その番組が放送された月の視聴者数が、まさしく爆発的な数字をたたき出したのです。私はその日のことを鮮明に記憶しています。その日社外に出ていた私のもとに、当時の編成部員から電話がありました。
「局長!(当時の私の肩書きは編成局長でした)スゴいです!あの番組の数字がものスゴいことになっています!」と、その編成部員は興奮して電話してきました。その番組は、当たった!のです。コンテンツを制作する者にとって、当たる、つまりヒットすることだけが至上の喜びです。それ以外の喜びなどありません。とにかく、その番組が会社の危機を救ってくれました。
では何故、その番組は当たったのでしょうか。理由は簡単です。そんな番組は他にどこにも無かったからです。ここでしか無かった番組だったからです。
こうして25年間社業を続けることが出来たこと、それは25年間毎日毎日、新しいことを考え創り続けてきたことに他ならないのです。続けていくこととは、毎日同じことを続けていくことではありません。毎日新しいことを考え創ることの結果が、続いたことになるのだと考えます。なので、これからも毎日、新しいこと、他には無いもの、オンリーワンのものを求め、創り出す努力を怠りませんので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
ちなみに、スカパー!で我が社が運営するチャンネルは他もうひとつあります(535ch)。こちらの方もこの10月で開局10周年を迎えることになりました。
アニバーサリー!なんですよ、ねえ!