続けていくこと

2021年9月16日(木)
代表取締役社長　柴田明広

我が社は1998年10月以来23年間、スカパーにおいて放送業務を続けております。そのような会社の代表を、この7月に仰せつかりました。社業を粛々と続けていくことの大切さ、身をもって感じております。何卒これからも宜しくお願い申し上げます。

さて、こうした社業とは全く関係なく、私はプライベートで毎日続けていることがあります。それは、毎日の朝ごはんを写真で記録することです。日によっては、食べる場所や時間も違うことがありますので、その日の第一食目を朝ごはんとして記録しています。

この記録を始めたのが2015年の6月16日からで、現在7年目に突入しています。何のために始めたのか、という明確な目的もありません。何故その日から始めたのか、というこれといった理由もありません。思いついたから始めただけです。面白そうだったので、始めただけです。

そんな朝ごはんの記録写真が６年分ほど溜まったので、チョッとポスター仕様にでもしてみようかな、と思い立ち、我が社のWEBデザイナーU君の協力をも得ながら、フォトショップで作ってみました。その最初の366日分が、こちらです。

こうして眺めてみますと、「この日はこんなモノを食べていたんだな」とか、「これはあの場所に行った時の朝ごはんだな」とか、いろいろと思い出しながら、一人悦に入ってしまいます。が、当然ながら、楽しいのは自分だけで、他の人からしたら、面白くも何ともありません。それ以上に、他には何の役にも立ちません。

私は家族からも「いつも役に立たないことばかりしているよね」と、よく言われます。確かに私は、プライベートな時間においては、例えば「何か向上心を奮い立たせること」とか、「便利さを追求してみること」とか、「日々の生活に役立ちそうなこと」とか、ほとんどそのようなことを念頭においては、行動はしていないような気がします。「なんか楽しそうだな」という、軽い意識だけで動いているような気がするのです。勿論、敢えて断っておきますが、会社業務においては、常に利益追求、社業繁栄のみ考えて行動していますので（キッパリ！）。

それでも、こうして「社業を続けていくこと」と、プライベートで「朝ごはんを写真で記録し続けること」の共通点が一つあるような気がします。それは、「変化」です。

「明日は何のごはんを食べようかな？」とか、「今度あれを食べてみよう」とか、ほとんど似たようなものだけど、ちょっとは違う「変化」をつけているのです。同様に社業も、毎日同じことを続けるのではなく、ちょっとは違う「変化」を追求したり、新しい「変化」を形作ることにより、続いていけるのではないでしょうか。

「続けていくこと」、それは「常に変化を求めること」だと、私は考えます。

さあ、明日の朝ごはんは何にしようかな！