Blog

Staff Blog
RIRE Corporate website

  1. HOME
  2. ブログ
  3. BLOG-5
  4. 最後の「丼太郎」であえてアレを食す

最後の「丼太郎」であえてアレを食す

2024年2月22日(木)
プロデューサーR

みなさんは「丼太郎」という牛丼屋をご存知でしょうか?

そもそもは吉野家の元副社長が立ち上げたチェーン店「牛丼太郎」が母体なんですが、価格競争に負けて十数年前に破産。

しかし、これで全店閉店するかと思いきや、根強いファンの声に有志たちが立ち上がり営業を継続。

ルール上、以前とは別会社だと法的に主張する必要があり、その上で予算をかけずに看板を変えようとした結果、「牛」を隠した「丼太郎」という店名で再出発することになったとのこと。

もうチェーン店ではなく、現在営業しているのは茗荷谷店1店舗のみですが、「牛」の字は消えても相変わらずメインメニューは牛丼で、並の値段がなんと360円(大手最安はすき家と松屋の400円)

つまりこれ、業界最安値の価格になります。

いわゆる庶民の味方と呼ばれる値段設定の丼太郎ですが、実は弊社が番組収録でよく使うスタジオが茗荷谷にありまして、制作スタッフのほとんどがこの丼太郎さんにお世話になっているのです。

ただ、そんな牛丼の味のほうはどうかと言うと、これはちょっと好みが分かれます。

値段の安さに反して牛肉の量はかなりのボリュームでコスパ最強なのですが味はやや濃いめ。

段々と食べ進めていくにつれてそれは顕著に感じられ、つゆだくなんかは結構なしょっぱさです。

だけど、疲労度や空腹度が高い時には逆にめちゃめちゃ旨く感じるので正直コンディションに左右される味なのかも。

ところで、そんな丼太郎のメニューの中で牛丼よりもオススメしたいのが、実は「カレーライス」なのです。

いったいどんな裏技を使ったらそうなるのか、なんとこのカレーライス、業界最安値の牛丼を下回る330円という衝撃価格。

ウソみたいに安いんですが、よくあるレトルトの出来合いカレーの味を想像してスプーンを口に運ぶと完全に裏切られます。

この値段ですからさすがに凝ったスパイスの専門店のような味つけではありませんが、飽きずに毎日食べられる手作り感のあるシンプルに旨いカレーに仕上がっています。

とりわけ何がすごいって、この価格設定で経営が成り立っていることだし、安かろう不味かろうを覆す良質な商品作りの精神は大いに見習うべきところです。

がっつり系牛丼とほっこり系カレー。

神プライスな2品を味わってみたい方はぜひ一度、茗荷谷へ行ってみては(ちなみに食べ物と言えば、LEFKADAでは毎月こんな料理イベントの生配信やってます → https://lefkada.jp/?s=COOKING