自然を8Kで切り取る悦楽 ~神秘の龍神~
2022年2月10日(木)
制作部 T.K.
もう、2年にも渡るコロナ禍で、生活スタイルが変わり、趣味や娯楽にも変化が生まれた方が多いと思います。私の場合、一言でいえば、ずばり「8K動画撮影」。
「8K」!何の事?「テレビの画質」の事です。「4K放送」とか「4Kテレビ」とか言う、その更に2倍で「8K」。「地デジ放送」からは実に8倍も「細かい画素」で構成された映像です。
「8K」で映像を撮影できる事は、実に快感なのです。以前はフィルムカメラで、時間の合間をぬうように、風景撮影に出かけていました。その頃の思い出がよみがえってくるのです。使用するカメラは、画像を捉える面積が「35mm」という。昔のフィルムカメラと同じで「絵の広さ画角」が共通で、以前に集めたレンズがアダプターで連結できるのです。
「8K」は、精細度も昔のフィルムに匹敵し、当時の撮影感覚のまま、「動画で動いた映像が撮れる」という訳です。風に揺れる葉・木・森、流れる水・雲、鳥や小動物の営み、雪・雨や、光の変化等、レンズに自然を捉えた瞬間、脳が安らぐ気がします。
老いて、シャッターチャンスに鈍くなっても、動画はスタートボタンを早めに押せばOK!フィルムも消費しないし、ファインダーを覗かなくても、モニタで良く見えて老眼でも見やすい、それでいて.良くとるには「光」の調整具合、「ガンマ」(明暗のカーブの事)等、エンジニアの経験を活かす技が、8K撮りにはまだまだ不可欠で、それが勇気になるのです。
現場での興奮の後も、自宅で見たままの風景を再現すべく「色調整」「輪郭補正」等をして、スクリーンに再現する喜びが、また楽しいのです。
そんな訳で、撮影機材を車に積み込んで、人気のない、山中に忍び込んで自然を相手に格闘し、溶け込んでいます。まあ軟弱なんで「ブッシュクラフト」(穴を掘ったり木を切って身を隠して生活)とまでは、いかないですが、テントや車中泊車で、夜明けから、日の入りまで、光の妙技を、のんびりと待ち続けます。老いて得意になる事もあるんですね。
妻と二人で焚火で暖を取り、湯を沸かし、豆を擦り、現地の天然水・名水で入れるコーヒー、これもまた、最高の楽しみなんですが。
それでは、これまで撮影した中から、見た人から御利益(金運や健康や色々)があった、映像を公開しちゃいましょう.残念ながら、現状の通信速度とPCで「8K映像」は難しいので、画質を落として公開です。
光の靄を繰り返しながら、画面が白く覆われます。滝の水が落下しはじめる、右側に注目「光の龍が上るお姿」あなたには見えますか?