JAN 19 2023

失物(うせもの) 出る

2023年1月19日(木)
デザイナー　J.U.

無くした物と言うか、今までわかっていなかった事や隠れていた事が解決してすっきりした！2022年はそんな事の多い1年でした。

私生活から2点ほどご紹介したいと思います。

20年間なぜか続いた歯の痛み

※お食事中の方はご注意ください

半年～1年に1度程度なのですが、とうの昔に神経を抜いたはずの左上の歯が痛くなるのが悩みでした。

レントゲンを撮ると、神経が無い歯を痛いと言っておりますので、先生が「上じゃなくて下が痛いんじゃないの？」と聞いて来る訳です。そう言われるとそうかも知れないと誘導され、下の方を治療して…確か抜かれた事も…帰る。薬をもらうのでその場の痛みは治まってしまう。とりあえずOK。そんな事を20年ほど繰り返していました。

それが昨年、歯茎のかなり上あたりに膿が出て、痛くはないけどとりあえず診てもらうかと、上手いと評判の職場の近くの歯医者に行きました。すると見た瞬間に先生が「あーこれはどこか死んでるわ」と。

何でも治療後わずかに残っていた細菌が長い年月をかけて「嚢胞(のうほう)」となり、巧妙に隠れながら骨を溶かして小指の第一関節ぐらいまで大きくなっていたそうです。長年痛かったのはこれかッ！

摘出する時に先生が「大きい！」「思っていたより全然大きい！」「こんな大きいのは中々ない！」等々連発していました。そこまで言われると、どんな物か頼んで見せてもらえば良かったと後悔しています。気持ち悪くてこちらには載せられませんが。

35年間曲名のわからなかった歌

メロディーは知っているけど曲名を知らない歌ってありますよね。私は10代の頃に聞いて「いいな」と思いつつ、それ以来ずっと曲名がわからずに引っかかっていた歌がありました。何度も街中の有線で流れて来るのでヒットした曲である事は間違いないのですが、どう調べても曲名に辿り着けないのです。

どうしても知りたくて、短いMP3音源をアップできる掲示板サイトを作ろうか？と考えた事もありました。過去最大のチャンスは知人の結婚式の二次会で何度も流れていたので曲名を…その時教えてもらったのですが、酔っていたので忘れてしまいました。

でもジャンルは多分AOR(Adult-Oriented Rock)、スティーリー・ダンやマイケル・マクドナルドは好きなので、そのうち出会うだろう。と構えていたら35年が経ちました。

そんな折、「言葉の通じない海外で迷子になったがスマホで何とか帰って来れた」という話を聞きまして、なるほどSiriかGoogleアシスタントを翻訳ソフトで使用したのか。と納得したのですが、あれちょっと待てよと。お利口さんなGoogleアシスタントならば、鼻歌から曲名がわかるんじゃないか？と思いついたのです。

「OK Google この歌の曲名を教えて」などと言いながら、最初はドヴォルザークの「新世界から」第4楽章(聞けば一発でわかります)を壮大に歌ってやりました。すると「この中にあるかも知れません」と正解を出して来るではありませんか！お利口！テスト完了です！

そしてついに、35年間わからなかった歌を歌ってやったのです。いとも簡単に「この中にあるかも知れません」と答えが。え！？久保田利伸？いやこれはカバーか。ちょっと掘ってみたら…35年越しの正解が出て来ました。

ご存じの方もいるかと思いますが、グローヴァー・ワシントンJr．の「Just the Two of Us」という曲でした。
Just the Two of Us (feat. Bill Withers)

AORじゃなくてジャズフュージョンかぁ…しかもバンドやヴォーカル名ではなくてサックス奏者名義。わからなかった訳だ…。

ヒット曲なので邦題も持っていました。
「クリスタルの恋人たち」wwwwwwwwww
何と言う80年代。田中康夫か。タイムカプセルを開けた気分です。

しかしながらクレジットを見ると、ベース：マーカス・ミラー、ドラムス：スティーブ・ガット…何この変態メンバー(※)。どうりで耳に残った訳です。10代の頃から私の耳は肥えていたな！などと自画自賛。
※歴代最高のベーシスト/ドラマーに挙げる人も多い名演奏者です。上手すぎてアンチがいたりします。相撲で言えば北の湖や白鵬みたいな(違)

その他、仕事でも今まであまり接点の無かった人と働いて、それまでよく知らなかった人柄がわかったりと、失物(うせもの)がたくさん出た2022年でした。